私たちが大切にしていること
姉妹校親善少年野球大会は、毎年夏休みに熊本県内の少年野球8チームを藤崎台球場へお迎えし、1979年8月から開催している少年野球大会です。
本大会の特徴は、「子供たちだけの空間」の演出です。
スコアボードや場内アナウンス、審判に至るまでの雰囲気づくりをはじめ、子供たちが「自分で考え、自分で行動できる」よう、子供たちの限界を超えない範囲で、できるだけ制限を設けない大会運営を行っています。
昨今、週末や長期休みには数多くの大会が開催され、我が国の少年野球の空間では、響き渡るのはほとんどが大人の声です。
成長過程において原理原則を伝えることは大切であり、その役割を否定するものではありません。
しかし、年に一度、この空間では、それぞれの体験から生まれる感覚を大切にしたいと考えています。
上級生から下級生まで、一人でも多くの子供たちが実際にグラウンドに立ち、藤崎台の空気を感じ、仲間と笑い、悔しがり、励まし合う。
そのような体験の中で、人が本来持っている古い脳(大脳旧皮質)が活性化し、自ら考え、自ら感じ、自ら行動する力が自然と育まれていくことを期待しています。
子育てに限らず、成長という部分では様々な制限が邪魔になることがあります。
あまり制限を設けないこの大会で実際にプレーしていただいた方々からは、共通して「本番に強くなった」「物怖じしなくなった」との声を多くいただいております。
混沌の中で、混沌をものともせず、しっかり坐る。
藤崎台での一シーンが、事実を受け止める力を育み、子供たち一人ひとりの実存的変容につながることを期待しています。
姉妹校親善少年野球大会 福岡 正一



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