人生は選択。
どんなに揶揄されようとも、自分で選び、自分で進んできた道がある。
そんな言葉がふと重なる選手がいます。
佐々木朗希投手です。
彼は、未曾有の震災で家族を失いながらも野球を続け、地元・岩手で仲間とともに歩む道を選びました。
高校時代には“令和の怪物”と呼ばれながらも、甲子園を懸けた決勝戦で登板を回避するという決断を下します。
その選択は大きな議論を呼びましたが、彼はその先を見据えていました。
そしてプロの世界へ。
千葉ロッテマリーンズからドラフト1位で指名を受け、プロ入りを果たします。
自らすべてを選べるわけではない中でも、彼は“どう在るか”を選び続けてきました。
無理に投げることなく、自分の身体と向き合いながら時間をかけて成長していきます。
やがて完全試合という偉業を成し遂げ、世界から注目を集める存在となりました。
一方で、コンディションや登板間隔といった課題も抱えながら、今もなお発展途上の中にいます。
そして2023 World Baseball Classic。
準決勝のマウンドで、世界の舞台を肌で感じる経験をしました。
現在、結果が出るか出ないかという点において、壁にぶつかっているように見えるかもしれません。
しかしそれは、彼が注目されているからこそ大きく取り上げられているだけであって、本質的には誰もが通る過程です。
NPBで1年間ローテーションを守ったことがない。
それも一つの事実でしょう。
ただ、それもまた彼が積み重ねてきた選択の中で生まれている、一つの現象に過ぎません。
我が国日本は災害大国です。
備える力は、日本人の強みとも言えるでしょう。
しかしその“備え”が弱みとして働くとき、
どこまで準備すればいいのか分からなくなり、不安だけが膨らみ、時間を失っていく。
そんな場面を、これまで何度も見てきました。
佐々木朗希選手だけではありません。
大谷翔平選手も、もしあと数年NPBでプレーを続けていれば、より大きな契約を手にしていたかもしれません。
それでも彼らは動いた。
野球が好きで、メジャーリーグという舞台を夢見ていて、
たとえ最大の報酬でなくとも、その舞台へ進める道があるのなら——
「今しかない」
そういう選択をしています。
報酬を追い求めた先に、ゾーンはありません。
むしろ、自分が本当にやりたいことに没頭している“オートテリック”な状態の中にこそ、
結果としてゾーンが訪れるのではないでしょうか。
僕はこれまで、様々なクライアントの選択を目の当たりにしてきました。
結果は、やってみないと分かりません。
ただ、ひとつ確かなことがあります。
直感を信じて自分で選び、進んだ道に対して、後悔することはほとんどないということです。
後悔は、やらなかったこと。
後悔は、ただ時間が過ぎていくこと。
何を為そうとして、何を為したのか。
だからこそ、僕はその選択を応援しています。
それだけです。
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