18.44mの距離|日南振徳高校野球部を訪れて

 

もう5日ほど経っていますが、12/11に宮崎県日南市にある日南振徳高校野球部で、2時間ほどお話をさせていただきました。

きっかけは、前職時代の先輩が日南工業高校野球部の1期生で、学校へご挨拶をさせていただけないかとお願いしたところ、

「じゃあ、何か話していけ!」

という流れになり、お時間をいただくことになりました。

その中で沢山の気づきがありましたが、1番印象的だったのは、主将で捕手の彼がある悩みをシェアしてくれた場面でした。

その後、投手の彼にそのことについてどう思うかを尋ねると、捕手の彼が気にしていたことを、投手の彼はそこまで気にしていなかった。

お互いが言葉にしたことで、初めて気づき合えた瞬間でした。

詳しい内容はお伝えできませんが、ここで改めて、コーチングの大原則であるインタラクティブ(双方向性)の大切さを再確認させてもらいました。

ただ、だからといって、2人のコミュニケーションが取れていなかった訳ではありません。

投手と捕手の距離は18.44m。

18.44mが近く感じる場面は、どんな場面でしょうか。
18.44mが遠く感じる場面は、どんな場面でしょうか。

毎日会話をしていても、本当に思っていることまでは、案外伝わっていないことがあります。

そして人は、空白になった部分を、自分の想像で埋めようとします。

「きっとこう思われている」
「迷惑をかけているかもしれない」
「期待に応えられていないのではないか」

けれど、実際に言葉にしてみると、相手はそこまで気にしていなかった。

そんなことも少なくありません。

これからも、お互いが知らなかったことや、伝えにくかったことを言葉にして投げかけていくことが大切です。

そうすることで、より円滑なやり取りができるようになり、事実ではない思い込みでメンタルをすり減らす機会も減っていくでしょう。

「野球はメンタルが80%のスポーツ」

僕は彼らのプレーを見たことはありません。

けれど、今ある実力を、まだ出し切れていないことだけは確実に感じ取りました。

夏の大会まで、あと半年と少し。

彼らが関係性を築き上げ、後悔のない高校野球生活を送ってくれることを信じています。

照れや遠慮を繰り返すことで、本当は手に入れられたはずのものが、スルリとすり抜けていかないように。

ぜひ、いい関係性を築き上げてください。

そして、怪我なく、楽しい高校生活を謳歌してくださいね。

日南振徳高校野球部の皆様、この度は大切な体験と学びをありがとうございました。


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