いま、できること。できないこと。
やってきたこと。やってこなかったこと。
準備できたことも、間に合わなかったことも。
自信がある部分も、不安が残る部分も。
そのすべてを含めて、今が完全体なんですね。
僕はもともと、凸も凹も両方があるのは自然なことと感じています。
得意もあれば不得意もある。勢いもあれば迷いもある。
それが人間だと思っています。
それなのに、「準備ができてから挑戦する」という「穴埋め」の空気がある。
それが伝わらないことに、どこか歯痒さを感じていたのかもしれません。
僕はその人との関係性の深浅に関わらず、
「チャレンジャーですね」と言うフィードバックをよくいただきます。
以前の僕はそれを受け取れませんでした。
自分では自然にやっていることが強みだと伝えておきながら、
自分では気づかず自然にやっている「チャレンジ」を、
適合期の僕は受け取れずに、「わかったこと言うな」と怒ることもありました。
理由は明確で、僕の中に「チャレンジ」という感覚がないからなんです。
「好きだから」「やりたいから」やっているだけ。
それがほとんどの人からは、とてつもないチャレンジに見えている。
それに向かっての取り組みが壮絶な努力に見える。
僕自身のエネルギーを足りないと思い込んでいたこともあったし、
好きなこと、楽しむことを定義づけされたくなかった気持ちが強かった時期もあります。
でも適合期を超えて気づいたことがあります。
人は、本当はもっと気軽にチャレンジできる。
人は、本当はもっと気軽に失敗できる。
そのためには、安心安全の場が必要です。
存在が揺らがない土台。
失敗しても価値が下がらない空間。
それがあるとき、人は自然に前に出ます。
そしてもう一つ。
僕には「失敗」という概念がほとんどありません。
失敗=学び。
後悔=やらなかったこと。
やってうまくいかなかったことは、経験に変わる。
でも、やらなかったことだけが後に残る。
だから僕は、やりたいと思ったら動く。
それが結果的に“チャレンジ”に見えているだけなのだと思います。
コーチングとは、答えを与えることではなく、
挑戦できる空間をつくること。
凹を消すのではなく、
凹を含めて完全体として統合されていること。
穴埋めなどせず
いまの自分で、いまに臨むこと。
揃っていなくても出る。
不安があっても挑戦する。
できないことがあっても立つ。
人が気軽にチャレンジできること。
人が気軽に失敗できること。
その土台を作ること。
それが僕の価値であり、ライフミッションなんです。
足りないまま、完全体。
未完成であっても、今の自分は完全体。
凸も凹も統合されてそこに立つ。
これが僕のコーチングマインドです。
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福岡正一が大切にしている、5つの視点
― 競技・指導・人生に共通する在り方 ―
結果や正解を求める前に、
人がどこに立ち、どう在るか。
そのことを、5つの視点から綴っています。
① まだ見ぬ景色を共に探す
結果や正解ではなく、「共に在る姿勢」について書いています。
② 大舞台でこそ大胆に!!
緊張や恐れを消すのではなく、引き受けた上で立つ在り方について。
③ 選手の存在にフォーカスする
評価や結果の前に、存在そのものを見るという視点。
④ 指導者の実存的変容
指導法や正解ではなく、指導者自身の在り方が静かに変わっていく瞬間について。
⑤ 大一番でチャレンジできるかどうかは
幼少期の過ごし方で決まる
幼少期の体験が、大人になってからの挑戦にどうつながるか。
これらは、順番に読む必要はありません。
今、気になるものから辿ってみてください。

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