甘んじて受け入れる力

 

連続ポイントを取られる。

残り数分で同点に追いつかれる。

自分の番だけ雨風に見舞われる。

試合に出られない。

なかなか流れが向かなかったり、突然環境が変わったり、思い描いていない、望まない状態になった時、「甘んじて受け入れる」ことが必要なことがあります。

連続ポイントで呼吸が浅くなる。ルール上、タイムはありません。時間だけが過ぎていく。

追い込まれているという先入観、解説の声、観衆の反応が、弱気に追い打ちをかけてくる。

甘んじて受け入れるとは、作戦を立てないことでも、試合を諦めることでもありません。

浅い呼吸のままでは冷静な判断力が鈍ります。時間が来たら、否が応でも試合は終わってしまいます。

相手がその状態であっても、それはただの現象です。

勝っていても、負けていても、淡々と続ける。

集中しようとすると、集中はしにくくなる。

プロセスに身を委ね、目の前の一つひとつに淡々と反応する。

負けが浮かぶと、報酬系を求める状態になり、集中状態からは離れていきます。

その精神状態には誰だってなれます。

ただ、簡単ではありません。

勝っていても負けていても同じ精神状態を保てば、自身の能力は発揮しやすくなります。

そういったメンタルスキルを身につけることも大切ですが、その前に、そのスキルを思い出す力も大切になります。

大舞台や苦しい場面でも、どんなアプローチなら自然と思い出せるのか。

アスリート一人ひとりに合ったアプローチを共に探すために、僕はいます。


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