挑戦を待つ間に、失うもの

 
横浜高校の織田投手が、直接メジャーへ挑戦することを表明されました。

「世界一になりたい」とのこと。

ドジャースの大谷選手も、高校時代に同じようにメジャー挑戦を表明していました。

日本で活躍してから。
ある程度、稼いでから。
実例がない。

我が国には、多方面からドリームキラーが湧いてきます。

ちょっとキツめに表現しましたが、日本で活躍してから挑戦する選択が悪いとは考えていません。

この世の中はトレードオフ。
端的に、どちらを選択するかというだけなんです。

何かを選択する時には、必ず得るものと失うものがあります。

何かをするとお金が減るかもしれませんが、何もしないと機会を失うかもしれません。

お金の損失 < 機会損失

時には、こういうこともあるのです。

もちろん、お金が不要というわけではありません。

試合の準備をしない、練習をしない、経験を積まないということでもありません。

準備をすることと、挑戦を先送りすることは、別の話です。

ここで注視したいのは、時間です。

今やりたいことを、5年後もやりたいかは分かりません。

ライフコーチ時代には、小学生の子供さんを2人、3人、4人と育てておられるシングルマザーの方々がいらっしゃいました。

皆様、口を揃えて、

「子供が成人したら、好きなことをやりたい」

とおっしゃっていました。

セッションでは、こんな質問をしていました。

「お子さんが成人される12年後、同じことを、同じ情熱でやりたいと思っていると思いますか?」

子供を育て上げることと、やりたいことをやらないことは、イコールではないのです。

挑戦する時期を待つ間にも、時間は過ぎていきます。

織田投手の選択は、「日本の宝の流出」といった話ではなく、自分の「世界一になりたい」という思いに従った選択。

僕にはそう映ります。

進化してゆく時代の中で、魂の声に従い、かろやかに動いてみる。

動くというより、魂の声に反応する。

その選択に、周囲からどんな声が上がろうとも。

コーチである僕は、プレーヤー自身の選択を、全力で応援します。

織田投手、応援しています。



関連記事

  1. 没頭する

  2. バーンアウト

  3. ベンチを殴り、骨折したプロ野球選手

  4. すべてのプレイヤーにチャンスを

  5. 慣れが、思考を止める。

  6. 恥ずかしい、面倒臭い。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。